一人でぶらっと。(Soi2)
皆さん、今晩は。
忍のオッサン、ペロンヤスどす。 今日のサラブリーは、ホンマ蒸し暑い。
虫もリンリン、シャカシャカと合唱も始めてる。 今、忍のオッサンは
生後10か月の息子、泰和(タイト) と 二人っきりの寂しい
夜やねんけど、その泰和と扇風機の取り合いで、顔面どつかれオッサンが
鼻血出して負けてもうた。
忍のオッサンは忍びないこの暑さと、蚊と一人、格闘してるのに蚊帳の中で
何事もなく、一人すやすや寝とるわ。
ムムムムーーー!褌締め上げるぞー!
とその前にケツ、クンクン匂してやな。ああ、落ち着くわって変態やな(笑)。
いや、でも赤ちゃんはなんかええ匂いするし、ええバイブスもだしよるから、
すぐクンクンしてまうんよ、自然に。
しかしあまりにも蚊が多すぎて、星を眺めてまったりというようなそんな気にもなれん。
とはいっても、今ここに生きている限り、幸せな日々であることには違いない。ウン。
さてさて、つい数日前、サイアムパラゴンで久しぶりに映画を観に行ってきました。
一人でぶらっと。
いま日本でも公開中のThe railway man「レイルウェイ 運命の旅路」。
参考http://www.railway-tabi.jp/
タイはまだ数か所、大阪は現在なんばパークスシネマとシネ・リーブル梅田のみかな?
この映画には忍のおっさんも役者として出てまして。それで、カットされてないか調査に。(笑)
いやぁ、映画館の中はクーラーが効いてホンマ気持ちええ。
しかし、220バーツとはタイも映画館の値段がホンマ上がった。
来た当初は一人80バーツとか100バーツやったのになぁ。
それ、何年前やねん! ・・・・・・・15年ほど前か。
今の物価からみて倍にはなっててもおかしくはない。確かに。
まあ、ストーリーは添付した参考HPをみてもらったらわかるんやけど、
第二次世界大戦時のタイ、ミャンマーを繋ぐ泰緬連接鉄道
(英語圏ではDeath railway って呼ばれてる程、過酷な環境と労働で多くの軍人、
捕虜がここで倒れ、数え切れぬ死者 を出した)
建設時の英国捕虜ローマクスと日本兵永瀬との真実に基づく話で、
拷問なんかも 凄まじい。
戦争というものがうみだすその爪痕の鋭さ、その傷の深さは絶対に戦争を
経験したものだけにしかわからないし、ホンマ計り知れへんもんやと思う。
半端やない。
戦後69年経った今でも傷跡は癒されず苦しんでる人がいて…、ほとんどの方が
その苦しみを抱えたまま、この世を去ってしまったりと、ホンマに切ない。
映画を見ながら、グッと何か重いものが心にのしかかった。とても大切な何か。
メチャメチャトイレ行きたかったけど、オッサンなりに耐え忍び、最期の照明が
つくまで腰を上げへんかった。周り観たら掃除のおばさんとワシ一人。
タイ人はホンマ、エンドロールみらんよな…。
そのあと、めっちゃ内股早歩きでクネクネしながらトイレへ。
しかし、ホンマにええ映画やった。是非、まだ観ていない方は観に行ってほしい。
心に響く映画やわ。
何とか、オッサンも数秒やけどもちゃんとセリフ付きで映ってた。
元篇憲兵舎に張られた写真では、スキンヘッドで長いこと映ってた。(笑)
でも、撮影の前の日からホテルに泊めさせてもろて、あの時はホンマ、色々考えた。
軍人として役を演じるということの重さ。実際、さっきも言うたように戦争の傷跡は
今もなお、深い。でもそんな感情は今持ち込んだらあかんし、かといって撮影現場、
カンチャナブリの泰緬鉄道の上を歩けば、重くのしかかる何かがそこにはある。
戦死していった軍人の血と汗と涙をすった地の上を今、戦争も経験したことのない
若造(というかオッサン)がその地を歩いているという重い感触も。
もちろん、こういう現場ではまず、自分は手をあわしてその場でお参りしてから
やってるけど、やっぱり、そんな簡単にはいかん。
あとは現場特有の張りつめた空気とジェロミー演じる当時のローマクスとのシーンも
ええ緊張感を味わえた。
ええホテルにも泊めて頂き
ええ車で送り向かいまでして頂き、ええ経験させて頂き、
ホンマに感謝してますわ。
でも今更やけど、ホンマに役者は大変やなと。でも、ハードルが高ければ高いほど、
ホンマやりがいの見出せる仕事やなって思う。
オッサンなりに今まで続けててやってて、幸せやなって感じる事も多い。
そして、上映されてスクリーンに映ってたらやっぱりそれが一番 嬉しい。
(たまにショックうけることもある。笑)
まあ、まだまだ修行中やけども、少しずつカメの足でも前進してるのかなって。
浦島太郎の代わりに家族乗せて、海の中を潜ってゆっくりまったりしたり、また
時には死にもの狂いのダッシュで泳いで走って近道せなあかん時もある。
泣いたりわろたり、悲しんだり苦しんだりと…。人生いろいろある。
でも皆一緒やと。自分なりの苦しみや悲しみを自分なりにどう納得して、どう消化して
解決するか。ホンマ、生きてるだけでも、幸せやから。
そして、これも言える。
いつも褌締めとったら、少々のことは問題ありまへん!!乗り切れまっせ!
忍のオッサンペロンでした~。 では!
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